DTDな日々

文書の作者兼管理者及びその周辺のメンバーの日常の出来事や感じたことをつらつらと。詳しくはプロフィールを。

ドイツ旅行記2008年5月(第5日目:5月7日)その2

 さて、フランスのヴィッセンブルグに入った我々は、ドイツ側に車を向けます。

 道路が良くなったところでドイツ領に戻ったことを感じ取ります。
少しの間車を走らせると・・・

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 SchweingenのDeutsches Weintorです。車では通り抜けできないようなので、車を止めて歩いて通り抜けました。売店をちょっとだけ見て、次の目的地へと走ります。

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Weingut Oekonomierat Rebholz(レープホルツ醸造所)です。
 以前、国内でこの醸造所のワインを飲んだときは、微妙な印象だったのですが、現地にて確認すべきだろうという判断で、行ってみました。


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 こちらは試飲室。洒落た感じ。我々以外にもう1組お客さんがありました。
試飲ワインは次の通り。

1:2004 π-No. Sekt
2:2007 Riesling vom Buntsandstein Kabinett trocken
3:2006 Riesling vom Buntsandstein Spaetlese trocken
4:2007 Riesling vom Rotliegenden Spaetlese trocken
5:2007 Riesling vom Muschelkalk Spaetlese trocken
6:2006 Riesling IM SONNENSCHEIN GG trocken
7:2006 KASTANIENBUSCH GG trocken
8:2007 Muskateller Kabinett trocken
9:2007 Gewuerztraminer Spaetlese
10:2005 Godramsteiner Muenzberg Muskateller Auslese
11:2005 Spaetburgunder Tradition Spaetlese trocken
12:2004 Spaetburgunder vom Muschelkalk Spaetlese trocken
13:2002 GG(赤、詳細不明)
14:2003 Godramsteiner Muenzberg Muskateller Beerenauslese

 ちょうどプライスリストの更新時期にあたっていたのか、プライスリストが何枚もテーブルの上を飛び交っている状況で、ワインについてのメモは短め。

 全体的に感じたことは、評価するのに経験値がかなり必要そうな造り手だということ。果実味や香りが控えめで、土壌の味が出るようになっているという点。このせいか、KabinettとSpaetleseの差が非常に大きく感じます。Kabinettは薄い印象を受けます。その一方で、Spaetleseになると激変したように感じます。保管状態が悪いところで買うとグダグダになりそうな気がします。
 全体的にスパイシーな料理に合わせたいワインが多いです。

 3,4,5は土壌の違いを比較するのに良い組み合わせ(残念ながら3のみ06年ですが)。個人的にはMuschelkalkが一押しか。
 5はGrosses Gewachsではありませんが、将来的にはGrosses Gewachsの格付けを取りたいとのこと。9月発売予定(買えなかったのが残念)。

 6のSONNENSCHEINは、薄く梅昆布のような後味あり。全体的には「鋭い」という造りだと思います。

 7のKASTANIENBUSCHはベストの畑だとのこと。これは、もうちょっと期間を経てから評価したいワイン。現時点だとアルコールの当たりが厳しい。

 8-10はRiesling以外で。やはり印象はSpaetleseからの醸造所。辛口が苦手だとこのあたりを狙うと良いかも。

 12,13は2年間バリックにて保存。ただし、樽の香りはそれほど強く出ていない。どこかに淡さがあって、それが良い方向に出ていると思います。

 Spaetlese辛口か、Grosses Gewachs勝負をしたい醸造所でした。

 時間が中途半端になったので、ちょっと寄り道をすることにしました。
 Wein in SchlossでGewuerztraminer Beerenausleseの印象が良かった醸造所の場所を確認して、可能ならば購入しようという魂胆です。


 途中、道の狭いところで、作業中のトラクターに道を塞がれ、後方からも車を詰められてにっちもさっちも行かなくなる、というアクシデントがありましたが、30分ほどで、目的地に到着です。


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Weingut Thorsten Krieger(トールステン・クリーガー醸造所)です。

 17:00までの営業時間で、到着が17:10ごろ。さすがに開いてないか、と引き返そうとしたところ、中から人が出てきて入れてもらえることになりました。

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 こちらが試飲カウンター。時期によっては、ワイン酒場もやっているらしいです。

 予定していた醸造所ではないので、試飲は簡単に。

1:2007 Gewuerztraminer Auslese
2:2007 Riesling Spaetlese
3:2007 Scheurebe Auslese
4:1998 Riesling Eiswein
5:1999 Rulaender Beerenauslese

 Gewuerztraminer Beerenausleseの印象から、激酸甘口が得意の醸造所と勝手に判断して(これが後に思いっきり不勉強だったことに気付かされます)、その手のワインを集中試飲。

 5は少し重すぎで、アルコールが強すぎましたが、1〜4は想像通り。4はヴィンテージからすると少し進んでいたようにも感じましたが。激酸甘口狙いでも間違ってはいないはずです。

 ただ、日本に戻ってから2007年度版のEichelmannで確認したところ、赤のバリック発酵のワインで良い評価があるようです。赤は購入しませんでしたが、白の辛口はハプニングで購入してしまったので(甘口Spaetlese=2番を購入したつもりが、辛口が来てました。宿に行ってから気付いたので、確認しなかったこっちのミスです)、これを評価してみます。ただ、アルコール13.5%は少々度数が高すぎる気がしますが・・・


 それでも当初の目的は達成できたので、宿へ向かいます。Neustadt an der Weinstrasse(ワイン街道のノイシュタット)へと移動します。
 40分ほどで宿に到着し、荷物を放り込んで5分で宿を出ます。

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 本日の夕食は狙っていたMUNDUS viniへ。さすがに体力的に厳しいので、座ったまま写真撮影。


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 最初にVon BuhlのSektを。疲れていても酒は止めません。旅行中はこれでいいのですが、日本に帰ってから反動が・・・


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 白アスパラのスープです。泡立ってます。


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 当然メインも白アスパラ。付け合せ(この量でも付け合せです)は牛ステーキ。
 白アスパラは苦味もなく、むしろ甘さすら感じる絶品。1度はこういう場所で食べておくべきだと思います。来た甲斐がありました。それにしても、この旅行では本当に白アスパラばかり食べていたような気がします。

 さすがに疲労蓄積のため、アイスまでは手が回らず、でした・・・

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コメント

なるほどムッシュエルカルクは

極辛レープホルツの感想は興味あります。土壌としてのブントザンドシュタインと言うのは決して美味しくないのですが、私はここの極端さが大変気に入りました。ムッシュエルカルクはなるほどここのリースリングとしては特殊で、市場拡張に大きな意味を占めるでしょう。

ご指摘の通り、私はシュペートレーゼも今後とも試しますが、雑食砂岩のキャビネット狙いです。

やはり個性的だと思います

>pfaelzerweinさん

 コメントありがとうございます。
レープホルツについては、今年のはじめに2004年のブントザンドシュタインのカビネットを飲んだのが最初なのですが、最初は正直面食らいました。
 ユーロ高の影響があること、価格設定が高めな業者の品物だったことを考慮しても、このクラスで5000円の出費をしたことを考えると、他人に薦めるのは難しいという印象でした。


 醸造所で十数種類試飲させていただいて「土壌を飲む」という意味がおぼろげながらにはわかってきたような気がしますが、このような味わい方をあまりしてこなかったので、慣れるまでは経験が必要そうです。数を飲んで徐々に評価をしていきたい醸造所です。

 今回は、BuntsandsteinとRotliegendenを比較するためにヴィンテージ違いになってしまいましたが、シュペートレーゼを購入しました(カビネットはBuntsandsteinのみの販売でした)。これは結構楽しめるのではないかと思っています。

同行者Y です。

Wuertt のコメントを残した辺りから、仕事がまたはまってきて、
コメントを残すどころか気がついたら次の旅行の準備を始めているような
ダメダメ状態ですが、中途半端にコメント中断するのもなんか気になって、
『可能な限り』コメントは残すことにしよう・・・と、今は思っていますが、
たぶん朝令暮改になるでしょう。

Rebholz は、リースリングとシュペートブルグンダーに関しては、
アルコール低めだが、収量絞ってミネラル重視かなと思いました。
2:2007 Riesling vom Buntsandstein Kabinett trocken
が、鮮烈な梅の香りがインパクト大でした。
自分には問題ない味ですが、日本で飲んだ2004 の同ワインとは
ぜんぜん違う味なんですが・・・・??
KASTANIENBUSCHの、鋭角的に舌に突き刺さる酸が自分にはベストでした。
石灰質土壌に由来するものなのだろうか??

シュペートブルグンダーは、12 vom Muschelkalk を購入しました。
アルコールとタンニンは余り感じず、最も強い味がミネラルと思いました。
パンチ力のある味ではなかったので、これのよさが分かるようになるのは
時間がかかりそうな印象。
特に、13 GG 38EUR は半端なく高いので、価値を見出さないと
おいそれとは買えないかな。

Krieger のシュペトレーゼ甘口が結果的に買えなかったのは、つくづく残念です。
辛口は、早急に飲んでしまうでしょう。
直営居酒屋は、3月のみらしいです。また、難しい時期にやっておるなぁ・・・

うーん、白アスパラが食べたいですが、また来年ですねぇ。

ではでは

Krieger

>J.Yさん

 Rebholzは散々話をしたので、ここではいいかな、と。
KriegerのSpaetlese甘口はちょっと痛かったですね。再チャレンジの機会があるといいのですが・・・

 白アスパラは・・・来年まで待ちましょう。

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韓玄2号

Author:韓玄2号
1995(平成7)年、東京都知事に立候補を志すも被選挙権が無く、青島幸男氏に戦わずして敗れる。
 その後、青島氏にならい「サラリーマンになれなかったので」大学院生に。その間学者や小説家を目指すも結局挫折。
 その後、サラリーマンとしてフォークリフトを動かしたり、自動車の押しがけなんかをしてたんだけど、いつの間にかコンサルタント兼SEに転身。と思ったら、最近はエンジニアですらなくプロジェクト運営のよろず相談所のような仕事になっているような・・・
 会社員だったのがいつの間にか独立だかサラリーマンだかよくわからない状況に。一応システム系のくせにシステムを導入したがらないという、ベンダーにとってはまったく迷惑な存在でもある。何故か仕事は野球でいうリリーフ役(それも早い回からの)が多い。

 流行には進んで乗り遅れる性質のためか、不惑を迎えて迷走気味。1973(昭和48)年生まれ、40歳独身。外見はNaheワインらしい。

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