DTDな日々

文書の作者兼管理者及びその周辺のメンバーの日常の出来事や感じたことをつらつらと。詳しくはプロフィールを。

ドイツの借りを能登で(2012年9月能登地方旅行記・9月15日その2)

 さて、前回は寄り道で1記事終わってしまいましたが、ようやく集合場所の写真に到達しました。ちなみに飛行機を降りてから、ここへ到着するまでの時間は約2時間半だったりします。

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 会場となった四季の丘は、廃校となった学校を改装した宿泊施設で、学校の雰囲気を残しながらも、必要なところには手が入っており、快適に過ごすことができました。

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 まずは、七尾にある西田酒店のソムリエ、マダム櫻子さんの講義を受けた後、能登ワインさんの畑へと向かいます。

 時間を遅らせたとはいえ、まだ午後3時過ぎ。畑は思いっきり暑いです。昼暑いのは歓迎ですが、朝夕にある程度気温が下がってくれないと葡萄的には厳しいだろうなと思ったところです。

 日本でワイン用のブドウ畑を見るのはほとんど初めてなので、これはこれで新鮮です。管理人が見慣れているブドウ畑と大きく違っていたのは「畑の斜度が無いこと」「下が完全に土」「葡萄の背が高い」あたりでしょうか。

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 主力品種の山ソーヴィニオン。山ブドウとカベルネ・ソーヴィニオンの交配品種とのことです。房は大きめですが、葡萄の粒は小さいという不思議な品種です。


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 畑の中は日光を遮るものが無いので、思いっきり暑いです。これはドイツも日本も同じです。あまり長時間居ると、熱中症になるかも・・・

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 能登ワインさんの販売所兼醸造施設へ移動です。
中でペルレ(発酵途中のワイン。本ブログの読者の方にはフェーダーヴァイザーと言ったほうが通ると思いますが、この記事では能登ワインさんでの商品名に合わせています)を楽しみました。
 ミュラー・トゥルガウ種のものでしたが、綺麗に造られているようで、安心して飲めました。(保存状態が悪いと飲むのに躊躇するような代物もあるそうなのですが、能登ワインさんのはそういう兆候をまったく感じませんでした)

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 醸造設備。タンクは10000リットル級だそうで、管理人が見慣れているものの10倍くらいのサイズです。畑は約16haで年間生産本数は約6万本とのこと。畑の面積に対して生産本数が少ないのは、ワイン以外に回している葡萄があるからというのが理由のようです。

 残念ながら、夕食はワインの講義があるのと、この施設や周辺に能登ワインさんのワインが飲める飲食店が無いということなので、お土産用のワインを数本買って、醸造所を後にします。


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 という事で、夕食は四季の丘の教室のようなセミナールーム?での「マダム櫻子のワイン教室」です。

 ここでは、ワインだけではなく周辺の歴史背景などから始まって、歴史がブドウ栽培やワイン醸造に与えた影響などワインができる背景を細かく、丁寧に、時にはジョークを交えながら、熱く説明していくスタイルで会が進んでいきます。

 私が主に出ているのは平井・ブルンネンさんのワイン会とはかなりスタイルが異なりますが、これは幅広い国や地域のワインを取り扱うお店と、ドイツワイン専門店という領域の違いであったり、今回のワイン教室がワイン生産地域としては中心も中心のボルドーの特集であったりしたことも影響していると思われます。

 どのスタイルが正解、というわけではなく、取り扱うワインの性質や客層などを考慮しながら、ワインの魅力をいかに伝えていくか、という目標についてはあまり差異はないのだというように感じました。

 講義の対象は次の10種類のワイン。コレと別に4種類おまけがありました。
1:Perule 2012(能登ワイン)
2:Champagne ARON DE ROTHSCHILD
3:Vin Blanc Clarendelle Blanc 2010
4:Vin Rouge Ch.la Grolet LE PLATEAU 2008
5:Vin Rouge Clos Leo 2008
6:Vin Rouge Ch.d'Armailac 2007
7:Vin Mopusseux Lateyron
8:Vin Rouge CLOS des LITANIES Pomerol 2007
9:Vin Rouge The Winemaker's Collection Cuvee No.1 2005
10:Vin Dessert Ch.Roumieu-Lacoste 2007

 フランスワインの表記は慣れていないので、リストをそのまま写すという暴挙に出ています。

 2はカラメル系の香りをわずかに感じました。夏よりは初秋のイメージです。

 3は、爽快感あふれる夏らしいワイン。この日の白で普段飲むワインならこれが1番か。

 4は、2008年ということなのか、当たりが優しい感じです。アルコールも低めに出ている気が。管理人には飲みやすいですが、重い・渋いワインを好む方には物足りないかも。

 5は、管理人としてはこの日の赤のNo.1。生産者は日本人の方だそうです。色は紫が入った漢字で若いですが、厚みと幅を感じます。時間経過と共に甘みが出てきています。重めの赤ですが、裏に素材の素直な味が隠れているような感じは、日本人向けではないかと思っています。

 6は動物系の香りがあり、少し焼けたような感じがありましたが、時間経過と共に落ち着いてきました。管理人としては煮込みに使いたいですが、値段的にははっ倒されるのではないかと(ボトル6,500円)。

 7は、重い赤を飲み続けた後に目と舌を覚ますのにちょうど良い発泡とシャープネスがありました。シャーベットにしても面白いかと思います。

 8、9は女性の参加者に人気がある品でしたが、8が優しめな当たりに対し、9は力強い当たりからアフタが長く続くパワフルなワインで、ある意味対照的にも思えてきます。どちらか1本を選べ、といわれれば、管理人は9です。

 10は、ソーテルヌの貴腐ワイン。かなりアルコールのボリュームがあるのでカビ系のチーズに合わせるなら、こうした品物だと思います。デザートでもおなかいっぱいになれそうです。

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 飲んだ後のボトル達。さすがに10種類はそれなりに効いてきます。リースリングを飲まないワイン会は、管理人としてはかなり久しぶりだったと思いますが、貴重な体験をさせていただきました。

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北陸三国志ネット交流会の石川県勉強会はマダム櫻子のワイン教室を奥能登の四季の丘で行なった

北陸三国志ネット交流会は富山県福井県石川県のネットビジネスを行なっている参加者同士のオープンな交流を図るための勉強会。石川県チームの担当として企画したのは、能登ワイン工場およびぶどう畑を見学し、その後に体験宿泊施設「四季の丘」にて合宿型の勉強会として「マダム櫻子のワイン教室」を開催した。マダム櫻子さんは西田酒店の有名ソムリエで今回の勉強会のために出張ワイン教室のコーディネートをしてくれた。

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韓玄2号

Author:韓玄2号
1995(平成7)年、東京都知事に立候補を志すも被選挙権が無く、青島幸男氏に戦わずして敗れる。
 その後、青島氏にならい「サラリーマンになれなかったので」大学院生に。その間学者や小説家を目指すも結局挫折。
 その後、サラリーマンとしてフォークリフトを動かしたり、自動車の押しがけなんかをしてたんだけど、いつの間にかコンサルタント兼SEに転身。と思ったら、最近はエンジニアですらなくプロジェクト運営のよろず相談所のような仕事になっているような・・・
 会社員だったのがいつの間にか独立だかサラリーマンだかよくわからない状況に。一応システム系のくせにシステムを導入したがらないという、ベンダーにとってはまったく迷惑な存在でもある。何故か仕事は野球でいうリリーフ役(それも早い回からの)が多い。

 流行には進んで乗り遅れる性質のためか、不惑を迎えて迷走気味。1973(昭和48)年生まれ、40歳独身。外見はNaheワインらしい。

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